耳の診察・処置をするときに顕微鏡を100%に近い程、良く使います。
顕微鏡は診察室ではSN-100(永島医科)、手術室ではSN-PN1(顕微鏡部分がカールツァイスのOPMI-Pico、アームが永島医科:アームが現行機種では変わっている!?)を使っています。
顕微鏡は診察室ではユニットのポールに設置、手術室ではポールに設置して、いつでも使えるようにしています。
さて診察室で使うSN-100は良く動かす(=よく使う)為、知らず知らずのうちに顕微鏡のネジが緩みます。
たまに締めるのですが、それを怠っていると、ネジが落ちてコロンと床に転がっていることもしばしば。

赤い矢印のネジが緩みます。顕微鏡本体3カ所、CCD取付用のTVアタッチメント3カ所。
特にTVアタッチメントのネジはよく緩みます。

そこで、この「ねじゆるみ止め用嫌気性接着剤」
3MのTL42Jを今回は使用しました
開院当初にも同様の接着剤を使用してネジを固定しました。
最近まで緩み問題がなかったので、私の顕微鏡の使い方では5年位持つようです。

こんな感じで、ネジを固定します。
過去に他院で、ネジのない顕微鏡を何回か見た記憶があります。
いつの間にか緩み落ちて何処かに行ってしまったのでしょう。
ネジを紛失する前に「ねじゆるみ止め用嫌気性接着剤」はとてもオススメです。
それと、診察室に精密ドライバーのセット一つをお忘れなく。
ネジが落ちた時、「あとでつけよう」→「いつの間にか紛失」とならないように、、、

SN-100は今はなく、現行機種はSN-200。最大倍率がx6からx8になって良い感じと聞きます。
SN-200のカタログを見てみると本体もTVアタッチメントも改良されているので、「ネジ緩み現象」はないのでしょうか?
SN-200ユーザーの方教えてください。

「仕事の道具」のメンテナンスは大事です。

院長 金子敏彦(かねこ としひこ)