令和2年の外来業務が終了しました。
令和3年1月5日火曜日より新年の診察を開始します。
金子耳鼻咽喉科は開院6年目。移転から1年4カ月たちました。
仕事もプライベートもCovid-19に振り回されているうちに、あっという間に過ぎた1年でした。
さて今年の雑感を記載してみます。

新しい機器

中耳手術用ドリル

中耳の鼓室形成術で使うドリルmedtronic indigoを導入しました。

ハヤレジ(POSレジ)の導入

ブログでも紹介しましたが、受付にハヤレジ(POSレジ)を導入しました。
患者さんの会計も早くなり、会計のミスもなくなりました。
患者さん、医院に双方にとって良いシステムで満足しています。

手術

前弯を伴う鼻中隔湾曲症(前の方が曲がっている)への「hemi-trans fixation incision + batten graft」の症例が激増した1年でした。

新発売の鉗子をいくつか購入。
専門的になりますが、「西端氏小鋭匙鉗子強弯右開・左開」では前頭洞の処理がしやすくなりとても楽になりました。
良い鉗子をどんどん作ってほしいと思います。

鼻副鼻腔疾患に関して

allergic fungal sinusitisの患者さんがとても増えたと感じた1年でした。
真菌へのアレルギー炎症が原因と考えられている副鼻腔炎で、とても治療が難しいです。

ディピクセントが4月から保険適応になり、難病である好酸球性副鼻腔炎治療に大きな武器が加わりました。このような生物学的製剤は高価ですが今後の医療を大きく変えていくのでは?と感じています。

PC関係

PCの入れ替え

コンピューターは5年たつと寿命が来ることが多いです。
開院6年たった当院でもCTキャプチャサーバーのPC、手術記録用PC、他2台ほど
たて続けにご機嫌斜めとなりました。
写真は入れ替えたCTキャプチャー用PC DellのPrecision 7820
巨大です。

ホームページ

wordpressテーマをアップデート
新しいテーマは少々作りにくいですが、スッキリはしたかな?

ホームページの更新は、結構手間がかかります。
手軽にできるinstagramを始めてみました。
(どうでもよい!?)小ネタを投稿すると思います。医院の裏側を見てください。

まとめ(新型コロナに関して)

当院が移転したのは1年半前の令和元年夏。タイミングが良かったとつくづく思います。
医院移転にあたり、どこにも負けない洗浄・滅菌体制を作ろうと決心し、ミーレの器具洗浄機、内視鏡洗浄機等、考えうるものを積極的に導入しました。
必要だと考えたし、近い将来、社会的にも求められると確信していましたが、まさか移転の半年後に新型コロナが流行し、院内感染が注目されるとは思ってもいませんでした。
広い医院のスペースを生かしてトリアージもできました。
マスク、手袋、ガウン、アルコール等々、医療物品の供給が不足しています。
そのような物品を保管するスペースがあったおかげで、滞りなく外来・手術が継続できました。
もし移転が今年だったら、どうなっていたことやら、、、と思います。

我々は開院以来、高度な耳鼻科医療を受けられる医院作りを一貫して追求してきました。
完全予約制、キャッシュレス、滅菌洗浄システム、高度な診断機器の導入等…
話題にすると「うちには必要ない」とか「何故そんなことをしているの?」と言われた事も少なくありません。
しかし新型コロナをきっかけに今となっては、逆に質問を受けるきっかけが多くなりました。

  1. 患者さんが医療を受けやすい体制作り
  2. 我々が医療を提供しやすい体制作り

要約すると我々はこの2点を追及しています。
振り返ってみるとこれらの取り組みは、結果的に院内感染対策になっていた事に気づきました。

何もできない窮屈な年末年始ですが、読書や映画で想像の旅を満喫しようと思います。
令和3年はワクチンにより世の中が正常化する事を心から祈っています。

皆さま、よいお年を

院長 金子敏彦(かねこ としひこ)