金子耳鼻咽喉科では病気の根治を目指し、日帰り手術を積極的に行っています。
高性能医療機器を積極的に導入し、高度な手術を安全に行う体制を整えています。

鼻の手術は全て内視鏡手術で行うので、顔面にメスは入りません。また昔の手術のように顔が腫れることもありません。
病気の重症度によっては連携医療機関にご紹介させていただきます。
下記治療は全て保険医療です。

手術について、よくある質問もご参照ください。

手術実績手術の費用:高額医療費について | 手術までの流れ

鼻閉を改善する手術・アレルギー性鼻炎の手術

「鼻詰まり」という症状を軽く考えていませんか?
慢性的な口呼吸は生活習慣病の原因となり決して軽視してはなりません。
鼻中隔湾曲症、肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎、鼻茸等、様々な要因で鼻呼吸が障害されます。
正確な診断の下、適切な術式を選択することが重要です。

下甲介粘膜レーザー焼灼術

手軽に受けていただけるアレルギー性鼻炎・鼻炎の手術です。
下鼻甲介を炭酸ガスレーザーで焼灼し、鼻炎症状が起きにくくする治療です。
花粉症を含めた、すべてのアレルギー性鼻炎・鼻炎が対象です。
麻酔などの時間は必要ですが、手術手技自体は10分くらいです。

鼻中隔矯正術

鼻中隔が曲がっている、鼻中隔湾曲症(わんきょく)の方に行う手術です。
鼻中隔という鼻の柱が「完全にまっすぐ」という方は少ないです。
実に70-80%の方に鼻中隔湾曲症があると言われていますが、実際にはもっと多いと思います。
鼻中隔湾曲が原因で鼻が詰まっているならば、お薬ではなおりません。
手術以外で症状を改善するのは困難です。
年中鼻が詰まっている方は一度チェックされる事をおすすめします。

下鼻甲介手術(内視鏡下鼻腔手術I型)

肥厚性鼻炎(鼻内の下鼻甲介が慢性的に肥大している方)に行う手術です。
大まかに言って2つの方法があります。
1、鼻甲介切除術:下鼻甲介の粘膜を一部切除する。
2、粘膜下下鼻甲介骨切除術:粘膜は切除せず下鼻甲介の骨だけを除去する。
症例によって術式を選択します。多くの場合鼻中隔矯正術と併用することが多いです。

後鼻神経切断術(翼突管神経切断術)

鼻腔内に走行するアレルギーの神経を切断し、アレルギー性鼻炎の症状を軽減します。レーザー治療などの手技に比べ、大きな効果が見込めます。
高度なテクニックを要する手技です。

副鼻腔炎(蓄膿症)の手術

内視鏡下鼻・副鼻腔手術(副鼻腔根治術)

蓄膿症(慢性副鼻腔炎)、好酸球性副鼻腔炎などに行う手術です。
副鼻腔炎の根治の為、ダメージを受けた副鼻腔を内視鏡下に開放・清掃します。
手術する副鼻腔の範囲によって費用が変わります(1型~4型)。
当院では大変解像度のよいCTを導入しています。それにより手術の範囲を決めます。

耳の手術

鼓膜切開術

鼓膜を切開して、内容液を排出させる手術です。
急性中耳炎で耳が痛い。膿がずっと溜まっている、熱が下がらない等の時、決定的な治療になることは稀ではありません。
滲出液がたまる滲出性中耳炎に対しても行い排液することもあります。
麻酔の時間は必要ですが、切開自体はすぐ終わる手術です。

鼓膜チューブ挿入術

切開した鼓膜が閉鎖しないようにシリコンのチューブを留置する手術です。
主に滲出性中耳炎が治らない時等おこないます。
大人であれば麻酔した後、手術自体は1分もかかりません。
小さいお子さんは体動が激しいことが多く、外来では困難なケースが多いです。

鼓膜形成術

鼓膜に穴があいている「慢性中耳炎」に対して行う手術です。
耳の穴から手術を行います。鼓膜を形成する材料は、耳の後ろから採取します。
髪の毛を切る必要もなく、手術後当日から入浴も可能です。
経過が良ければ、聴力の改善も期待できます。

鼓室形成術

鼓膜に穴が開いている「慢性中耳炎」 に対して行う手術です。
比較的容易に行える鼓膜形成術との違いは、
1、鼓膜を作るのに、より高度な技術(切開)が必要な方
2、鼓膜のみならず、耳小骨を触らないと聴力の改善が見込めない方
に行います。
当院では内視鏡下耳内手術(TEES)を積極的に行っています。

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