千葉県で台風15号による停電の被害が長引いています。
広範囲にインフラが破壊され大変な状況です。
大阪でも昨年、 台風が直撃し甚大な被害が出たことは記憶に新しいです。
その日(平成30年9月4日)は早々に午前診を終了し 、台風がやってくる前に予定されていた手術を前倒しで行いました。
午後診は臨時休診し業務を終了。
業務終了後、確か夕方頃から阿倍野区は停電になりました。
停電により、手術や診察がが行えなくなったり、一時中断した施設も少なからずあったと聞きます。
新クリニックでは非常用の電源システムを導入しようと決意した出来事でした。

電気が止まってしまったら、平常時のクオリティーで診察をするのは不可能です。
電子カルテ、院内LAN、電子スコープ、CT、聴力検査、、、全て動かなくなってしまいます。
一般外来業務が一時的に止まるだけなら、大きな問題は出ないでしょう。
しかし手術中に電気が止まるのは困ります。

battery_controller

非常用電源のメーカーは色々とあります。
最終的に選んだのはパナソニックです。
シンプルで保証も充実しており大変良いです。
停電時には蓄電池(LJB1156)から、主に手術室に電気が供給されます。

battery

「手術を完遂できる」まで安定した電気が供給されるシステムを目指しました。
診療所全体の電気供給を目指すと大変ですが、目的を絞ると導入のハードルはぐんと下がります。
ここ数年、自然災害の規模が大きくなってきていると感じます。
とは言っても、非常用電源を使うことはないかもしれません。
むしろ使う可能性は低いと思います。
しかし非常事態への備えはオペレーターとしての責務かな、と思います。

導入しているのと同じ蓄電池が紹介されていました!
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1045325.html

院長 金子敏彦