新型コロナで巣ごもり状態の中、お掃除をしていた折に高校の時の物理のプリント・ノートを発見しました。
先生がワープロで作ったプリントに書き込みをしています。
I 数学的準備 II力学 III電磁気学
とチャプターが分かれています。
全115ページで、なかなかの大作です。先生凄い。
長い間行方不明で、久しぶりのご対面。とてもうれしい。

高校3年の時、一番勉強した科目は圧倒的に「物理」です。
小さな頃から電気回路を触ったりするのは好きでした(はんだ付け!)が、お勉強となると話は別です。
電気回路を触ったからと言って、テストの点数が取れるほど世の中甘くはありません。
この「遊び」と「学問」が頭の中で、何となく一致したきっかけがあります。
それは国語の先生が授業中に黒板に「物理」とかいて、おっしゃった言葉。

「物理っちゅうのは一番おもろい科目やで!だってモノ(物)のことわり(理)って書くんやで」

なるほど国語の先生らしい発言ですが、「物理」という学問の本質に目覚めたきっかけでした。
ラッキーな事に高校3年の物理の先生は、「公式暗記の物理」を無視して、微分積分の基礎から始まり、物理の本質に触れるとても楽しい授業をしてくださいました。
物理から発展して、数学の面白さに触れられたのも良かったです。

高校の物理というと公式を暗記が多く、「何が面白いのかわからない」という声をよく聞きます。
物理と数学を有機的に結び付けて授業をしたらよいのに、と今でも思います。
詳しい歴史は知りませんが、かのニュートンが物理学の為に、微分積分学を確立させたと認識しています。
少なくとも微分積分学なしには物理学はありえない。
・その物理に微分積分が使われない高校物理の不思議
・数学で学ぶ微分積分に物理が入ってこない高校数学の不思議

微分積分は数学では計算で終わりますが、物理学では物の本質を追及する手段として使われます。
ここを一緒に教えれば、学問としてとてもダイナミックになり、興味をもつ高校生は多くなると思うのですが、、、
今はそのように変わっているのかな?私の時代は科目として分断されていた様に思います。

プリントを紐解いてみれば、ホイーストンブリッジの記載がありました。
そう、ブリッジ整流するときの理論です。
電源を自作するときに必要な回路。とはいっても、パーツになっておりますが。
高校の時に既に勉強していたのかと思うと、少し感動しました。

さて、腕試しに問題でも解いてみるか!と。
最後のページの問題を見てみましたが、「全く理解不能」
こんなにも楽しさを力説したのにも関わらず・・・得意教科だった(はず)なのに・・・
なんとも恥ずかしい限り。
今となっては理解できない記号ばかりになっていますが、理解したい欲求が。
かなり気合をいれないと無理ですが、30年ぶりに「モノのことわり」を理解すべく勉強してみようかな。

プリントはPDF化して永久保存しました。
もう失くしません。

院長 金子敏彦(かねこ としひこ)