報道でご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、緊急性のない手術を延期する動きが全国的に広がっています。
現在、当院でも鼻の手術ができない状況になっています。

1、医療従事者への感染を防ぐ(患者さんへの感染ではありません。)
2、限られた医療資源の節約

以上2点が理由です。
特に鼻の手術は、医療従事者への感染リスクが高いと言われています。
新型コロナでは、無症状の感染者が多数おられます。
このため全国の病院、診療所において、鼻の手術が実質的にできない状況になっています。
特に大阪などの新型コロナ感染流行地域においては、手術の延期を「強く推奨する」とされています。

よって令和2年4月6日から現在、鼻の手術を延期しています。

4月6日に通達が出たばかりで、今後の手術再開の基準などが明確になっていません。
現在大阪では、緊急事態宣言が発令され新型コロナウイルスの新規感染者数が指数関数的に増加しています。
いずれ状況が落ち着けば、手術再開の基準が学会などから示されてくると思います。

当院では、今年9月頃まで手術予約が埋まっていましたが、順次状況をご連絡をさせていただいています。
・令和2年5月15日までの手術は、延期を決定
・令和2年5月16日以降の手術は、手術日を保留。しかし状況によっては延期

新たに手術を希望される患者さんには、延期の可能性のあることをご理解いただいたうえで、手術日のみ決定させていただいています。

数カ月お待ちいただいた患者さんが殆どです。
大変心苦しいのですが、ご理解ください。
再開の目途がたち次第ご連絡いたします。
なるべくご要望にお応えし、ご希望の日程で手術を行えるように努力することをお約束いたします。

院長 金子敏彦

耳鼻咽喉科学会の延期お知らせ(一般向け)
耳鼻咽喉科学会:鼻の手術の対応ガイド(医師向け)
日本外科学会の提言