万博がついに終わってしまいました。
まさに半年間の夢の空間でした。

9月末に東京で開催された日本鼻科学会に参加してきましたが、万博オフィシャルストア以外では万博色が全く感じられませんでした。
大阪に帰ってきた電車の中で耳を澄ませば、「何回いったん?」「○○のパビリオンが良かったで!」「人多くて、大変やったわ~」等々万博の話題で溢れかえっており、万博に帰ってきた!と実感しました。
最終日の万博会場は人であふれかえっていましたが、EXPOアリーナMatsuriで動くミャクミャクを見れてよかった。

さて「どのパビリオンが良かった?」とよく聞かれますが、好きなものは人それぞれという事で、主観の混じる個人的な回答はあえて言わずにおきます。
ただパビリオンだけが万博ではないとは思うかなぁ。

万博では色々な影響を受けましたが、一番影響を受けたのはヨルダンパビリオンかもしれません。
5月18日、ヨルダンパビリオンに入った時に職人さんがモザイクアートを作っていました。
職人さんの手際の良さと出来上がっていくモザイクの美しさに目を奪われました。

他の展示も心に何か響くものがあり、夏季休暇中にリアルヨルダンに行ってきました。
ヨルダンでモザイクアートで有名なマダバという町を訪れてました。あの職人さんもマダバ出身だったのでしょうか?
大好きなミャクミャクを作りたくて工房でお願いしてみました。
「これを作る気?!時間あるの?」と目を丸くされましたが承諾して頂き、工房の片隅で寡黙で優しい職人さんに助けてもらいながら作りました。

休憩なしで5時間費やし最後は突貫工事でしたが、何とか完成しました。
完全に乾燥させる時間もなくて、乾燥させながら帰国の途に就きました。

個人的に作ったミャクミャクですが、閉幕してしまった万博に敬意を表して今日からしばらくの間、医院の掲示板に特別展示?!しています。

TEAM EXPO 2025のメンバーである金子耳鼻咽喉科の職員も全員、万博に行きました。
期間中、医院は万博の話題で盛り上がりました。
終わって寂しいですが、もう悔いはないというまで遊ばせて頂きました。
こんな経験はもうできません。万博のすべてに感謝しています。

院長 金子敏彦(かねことしひこ)