皆様お久しぶりでございます。
万博に気を取られてブログ更新を怠ってしまいました。
さて7/26-27と秋田で開催された耳鼻咽喉科短期滞在手術研究会で発表してきました。
「下鼻道経由での後鼻神経抹消枝切断術」という演題です。
今しかできないので大屋根リングをタイトルページのバックにしてみました。


アレルギー性鼻炎等に対する後鼻神経切断術は大きく分けて3つのやり方が行われています。
今回の発表では、第4のアプローチを考察してみました。
あまり知られていませんが、限られた施設では行われているアプローチです。
今回の発表の違いは切開の工夫をしたことです。
切開の工夫により簡便になり、組織へのダメージを軽減できると考えています。
術野が狭くなるため特殊な手術機器があった方が良いので、そんなこと事もお話いたしました。

手術手技が良いか悪いかという事は、数か月程度の短期間の検討で論じられることではありません。
本来は数年にわたっての評価が必要ですが、手術成績を出さないと発表としては面白くありません。
術後数か月の短期間ですが成績も出してみましたが、結果は上々です。
質疑応答、フロアでもご質問いただきとても有意義でした。
他の演題も色々拝見しました。日本全国で頑張っている耳鼻咽喉医たくさんいます。
伊丹空港の手荷物受取でミャクミャクのお迎えが!
大阪に帰ってきた実感が一気にわきました。
また万博を楽しみに、お仕事頑張ります!
院長 金子敏彦(かねこ としひこ)