医療機器にトラブルがでるととても大変です。
先日、CTスキャンが突然動かなく焦りましたが、幸いモリタ製作所の素早い対応によりとりあえず動くようになり、その日のトラブルを乗り切りました。
とりあえず動くようにはしてくれましたが、根本的な修理が必要という事で先日10日に修理していただきました。
久々にパネルをパカパカあけて点検されています。
矢印の電線の束に断線があったそうです。
CTはパネルの部分がクルクル回転して撮影されますので、長い年月使っているとどうしても断線してくるそうです。
今回の修理、私は保守契約を結んでいますので追加料金なくやっていただきました。
最近複数の人から「CTの保守には入っていますか?」と質問をうけました。
要するに高価な医療機器なので、保守の料金もお高い値段(〇万円)がするわけです。
このCTスキャンは開院の時に購入してから、もうすぐ9年目になります。
CTの基本的な保守期間は8年です。状況によっては延長保守に入ることができます。
今回のようなハード面でのトラブルは。8年8か月にして初めてです。
基本的な保守が8年なので、機械の耐用年数としては8年が一つの目安という感じなのでしょう。
私は購入時に8年の保守を前払いし、その後の延長保守も入っています。
保守に入っていたので、CTをとりあえず動く状態にしてもらい、根本的な修理もしてもらいました。おかげさまで大きな問題なく今回のトラブルを乗り越えました。
高い医療機器なのに8年でオシャカとは何事だ!という声がありますが、電気機器ですので寿命はあるのは仕方がありません。
高くても安くても電気機器はいつか動かなくなります。
「冷蔵庫は10年でつぶれる」と言われるのと同じことです。
むしろ延長保守がある事に感謝すべきかと思います。
結論としては保守には迷わず「入りましょう」とアドバイスさせていただきます。
CTは診療のキモになる機器ですのでトラブルがあると、とても困ります。
保守料金はケチるポイントではございません!
本日から蘇ったCT。トラブルなくバリバリを働いてくれています。
院長 金子敏彦(カネコ トシヒコ)