昨日の午後診が始まる前に院内ネットワークの障害が発生しました。
電子カルテを使用しているクリニックにとっては、最も痛いトラブルです。
カルテを使えないので診察が出来ない、という危機的な状況
実は結構あるトラブルで、このせいで休診になったということもチラホラ聞きます。
金子耳鼻咽喉科は開院してまだ3年半ですが、当院でもPC・ネットワーク絡みのトラブルは色々有りました。
そのたびに何とか乗り切ってきました。

事の発端

さて今回の事の発端は1ヶ月ほど前にさかのぼります。
ネットワークが繋がったり切れたり。原因が全くわかりません。
何にも触っていないのに、、、診察が出来ません。
ともかく、ネットワーク上の16ポートのハブに繋がっている機器にのみトラブルが出ていることはわかりました。
16ポートのハブの予備は持っていないので、持っているハブを総動員し、機器構成を最小限にして診察を乗り切りました。
落ち着いた後、サポートに新しい16ポートのハブへ交換してもらい、その後は安定していました。

再びトラブル発生

が、しかし、、、昨日、突然1ヶ月前と同様のトラブルが発生
ハブは新品に変えたばかりだし、故障とは考えにくいし、、、
ともかく前回と同じく、自前のハブを緊急出動させ、ネットワークを減らして何とか復旧。
今朝、早速サポート業者が来られて、最終的に特定した原因は「ハブ」ではなく、そのハブに接続された「USB接続のLANアダプター」のトラブルでした。
こんなモノで、同じハブに接続した全ネットワークに影響が出るとは、、、

今度は外部接続が!

なんとか、乗り切ったかと思っておりましたが
今度は「検査オーダーが検査会社に送信できない」トラブルが発生。
内部ネットワークの問題は解決したのに、今度は外部との接続の問題です。
外来終了後、問題箇所を探していたら、なんと外部に接続する4ポートハブのACアダプターが抜けていました
午前中に業者の方が色々触られた時に抜けてしまったようです。
もう勘弁してください!

結局何が原因だったのか?

ACアダプターが抜けたのはおまけとして、結局1ヶ月前のトラブルもハブではなく「USB接続のLANアダプター」が問題だったのかもしれません
今となっては謎です。
最近のノートパソコンはLANの接続端子がない機種が多くなってきています。
愛用しているThink Padも、ついにLAN端子がなくなってしまいました。
このようなケースに「USB接続のLANアダプター」は良く使われますが、けっこうトラブルを起こすようです。
初めて知りました。また一つ勉強になりました。

今の世の中、クリニック経営にはある程度のPCスキルが必要かと思います。
でも、ある程度のPCスキルでは、今回のようなケースは乗り切るのが難しいかも、、、
いつの間にか、院内ネットワークは複雑になってきます。
開院前の機材が入る前はこんな感じでしたが(以前のブログより

現在はこのような状況です。

これを機会にシンプルに再構築してみようと決意した次第。
いざという時、サポートを待っている時間はございません。
とりあえず、何が何でも外来が出来る状態にせねばなりません。
皆様、PCのスキルは鍛えましょうね。

院長 金子敏彦(かねこ としひこ)