The New England Journal of Medicineにイスラエルの大規模コロナワクチン接種に関する論文が掲載されました。
とても期待の大きいコロナワクチンですが、びっくりするほどの効果です。

https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa2101765

医療従事者向けのサイトで、論文の要旨が日本語で紹介されていたので、一部引用させていただきます。

■1回目接種後14〜20日目
 ・SARS-CoV-2感染率46%(95%CI 40〜51%)低下
 ・COVID-19発症率57%(同50〜63%)低下
 ・COVID-19による入院率74%(同56〜86%)低下
 ・COVID-19重症化率62%(同39〜80%)低下
 ・COVID-19関連死亡率72%(同19〜100%)低下

■1回目接種後21〜27日目
 ・SARS-CoV-2感染率60%(95%CI 53〜66%)低下
 ・COVID-19発症率66%(同57〜73%)低下
 ・COVID-19による入院率78%(同61〜91%)低下
 ・COVID-19重症化率80%(同59〜94%)低下
 ・COVID-19関連死亡率84%(同44〜100%)低下

■2回目接種後7日目〜経過観察終了日
 ・SARS-CoV-2感染率92%(95%CI 88〜95%)低下
 ・COVID-19発症率94%(同87〜98%)低下
 ・COVID-19による入院率87%(同55〜100%)低下
 ・COVID-19重症化率92%(同75〜100%)低下
 ・COVID-19関連死亡率(NA)

※各期間におけるワクチンの有効性は、年齢にかかわらず一貫して認められた。
※Medical Tribuneより引用

2回接種後には、感染率、発症率、入院率、重症化率、死亡率全てにおいて高い効果がでています。

早く、ワクチンが行きわたり正常化することを心から祈っています。

院長 金子敏彦(かねこ としひこ)