前回のブログ投稿が3週間前(小ネタの耳垢はぬきで)。
その間、新型コロナ・ウイルス騒ぎで世の中が様変わりしました。
私は感染症の専門家ではありませんので、今回の新型コロナに関して、安易な発言は慎みたいと思います。
医者だからわかるだろう?というのは大きな間違いです。
私自身が情報収集・勉強の毎日です。。
「頭でっかちの生半可な知識」こそ最も危険です。
「経験・知識が豊富。かつバランス感覚に優れた感染症の専門医」のみが語る資格があると思っています。
日帰り手術を安心して出来るように
安易な発言は慎みつつ、私の思うことを書きたいと思います。
金子耳鼻咽喉科の診療の根幹は「日帰り手術」に他なりません。
ここが崩れると当院の(私の)の存在意義はないと、個人的には思っています。
ですので、とにかく「日帰り手術」を安心して受けていただけるように、試行錯誤しています。
では、何をすべきなのか?
それは単純に新型コロナに対する「基本的な感染対策」をするという事に他なりません。
「対策をしていない医院に手術は任せられない」のは明白です。
医院としては、感染対策を日々アップデートすることはもちろんですが、
ネブライザーをやめたり、患者さんの動線を最小限にしたり。
とにかく物事をシンプルにするように心がけています。
患者さんへのお願い
ホームページや予約システムで告知しています(リンク)が、患者さんへのお願いを究極的にまとめると、これだけです。
「なるべく医院に行かない」
医院経営としては矛盾する言葉です。
しかしながら、医療リソースは有限です。
日本は幸いまだ医療崩壊していません。
しかし、間違った方向に行くと常に医療崩壊する可能性があります。
この点がとにかく注意です。
医療崩壊とは「必要な人に治療ができなくなる」という事です。
限られた医療資源を大切に。今まさに求められているのはここです。
HPや予約システムを見ていただいているのでしょうか。
上記を理解していただいている患者さんが多いと感じています。
少し追加
新型コロナにかかわらず、普段から私は「なるべく通院回数を減らす」ことを心がけています。
感染機会を減らすことと、医療費の無駄遣いを避けるといった面があります
つまり、
「なるべく病院に行かない」という事は、今回の新型コロナ・ウイルスに限った話ではないと言いうことをお忘れなく。
今回の出来事は、今後、患者さんが「医療機関への受診とは何か?」を考えるきっかけになるのかもしれません。
一医療人として凄いと思う事は、この高齢化社会の日本で他の国と比べて死亡者数の少ないことです。
やはり、日本は医療の質が高いのだと思います。
普段から良い医療を受けていて、いざ新型コロナにかかってもレベルの高い医療が受けられるのでしょう。
しかし、それでも残念ながら亡くなられる方はおられます。
テレビやネットには質の情報が飛びかっています。
扇動的な情報に惑わされないように注意してください。
当院には医師会などから新型コロナ・ウイルスに関する情報が回ってきます。
テレビなどの報道とは違って、実際には思った以上に専門家や厚生労働省が先手を打って対応しています。
最前線で治療されたり、対策を考えている関係者の方々には頭が下がります。
早くワクチンや治療薬が開発されて、世の中が正常化する事を切に祈っています。
有用なリンク
情報を見ていて有用と感じたリンクあげておきます。
また良いと感じたリンクがあれば順次更新したいと思います。
院長 金子敏彦(かねこ としひこ)