旧金子耳鼻咽喉科にて、色んなものが入っている箱を整理していた折、中身より「箱そのもの」が骨とう品であることに気づきました。

SE/30 box

知る人ぞ知るコンピュータの名機Macintosh SE/30の箱です。
本体は家にあったのですが、箱もあったとは。
1989年1月発売、約28年前の代物です。

mouse

懐かしの角マウスも出てきました。
当時日本ではPC-9801が席巻していた時代です。
Macintoshの斬新さにびっくりしたことを覚えています。
このSE/30は一部では「史上最強のMac」ともいわれています。
このデザインには今のどのコンピュータも太刀打ちできないと思います。
しかし、性能ではさすがに現役では使えません。
性能では、今のスマートフォンにすら軽く負けてしまいます。

この当時医療現場でこれほどPCが使われるとは誰が想像したでしょうか。
いまや新規開業する医院のほとんどが電子カルテです。
コンピュータなしに最新の医療についていくことは「困難」といっても過言ではありません。
金子耳鼻咽喉科でも合計12台のPCが稼働しています。
ブログの流れに乗って、「当院のPCはMacです」と言いたいところですが、全てWindows PCです。

SE/30

この機会に恐る恐る電源を入れたのが、写真の状態。
電源は入るものの画面がジグザク模様で、見事に起動せず。
ちょっと調べてみると、「フライバックトランスの不良」らしいです。
何の事やら分かりません。
修理はもういいでしょう。
お部屋のインテリアとして人生を歩んでいただきます。

院長 金子敏彦(かねこ としひこ)