山梨で行われた第56回日本鼻科学会総会・学術講演会で発表してきました。
日本全国から鼻・副鼻腔のプロが集まる学会です。
鼻・副鼻腔等に関する「最新の知見」が議論されます。
木金土の3日間、医院はお休みを頂き参加してきました。
「大阪ー名古屋ー塩尻ー甲府」と、電車を乗り継ぎ行ってまいりました。
遠方でちょっと大変でしたが、学会は発表も情報交換も出来ましたし、大変有意義でした。
私は最近、当院で色々と工夫している手術中の鎮静の話を発表してきました。
「局所麻酔下の内視鏡下鼻副鼻腔手術における鎮静薬の検討―塩酸デクスメデトミジンとミダゾラムの併用―」という演題です。
「局所麻酔・日帰り手術の質」をより洗練されたものにしたいと考え、当院で取り組んでいるテーマの一つです。
学会でまとめて発表すると、改善点、次の展開が見えてくるものです。
手術をするものにとって大事なことは、技術の向上を怠らない努力だと思います。
今の技術に安住してしまうと「技術」はその時点で完全にストップしてしまいます。
最近の医療技術の進歩はかなりスピード感がありますので、自らが努力しないとすぐ取り残されてしまいます。
ところで、名古屋ー塩尻間は「しなの」に乗りました。
「しなの」といえば、振り子電車という記憶が焼き付いています。
我々の世代の「しなの」は国鉄カラーの「381系振り子式電車」のイメージが強いですね。
随分形が変わってしまったものですが、トレインマークのデザインは継承されていますね。
http://www.toretabi.jp/train/vol08/01.html
その昔、弁天町の交通科学館でトレインマークのシール等を買ってもらったことを思い出しました。
家を探ってみたら、昔のキーホルダーを発見しました!
明日からの外来、最新の知見を得てちょっと違う思考回路でできそうです。
院長 金子敏彦(かねこ としひこ)