コロナウイルス感染防止のため、現在ネブライザーによる治療を休止しています(令和2年2月26日~)。
超音波ネブライザーは薬液をエアロゾル化し病巣まで到達させます。
治療としての効果は見込めますが、
一方、薬液が病原微生物汚染を受けるとエアロゾルとともに微生物を噴出し、感染を広げる原因になります。
ネブライザーがコロナウイルスを伝染させる原因とは言われておりませんが、総合的に判断し休止することにしました。
※追記(令和2年3月22日)
令和2年の新型コロナの世界的な流行をきっかけに、院内感染対策が重要視されています。
様々な院内感染対策の指針でも 、管理を厳密にしないと 「ネブライザーはエアロゾル感染の原因となる」と明記されています。
「病原微生物」とは、新型コロナウイルスに限った話ではありません。
以上の理由により「治療効果」よりも「院内感染のリスク」の方が高いと考え、当院でのネブライザーを今後も一切中止することにしました。
今後も再開する予定はありません。
以上、ご了承ください。
院長 金子敏彦(かねこ としひこ)